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サンドリヨンはもういない~意地悪な継姉に転生した私の華麗なる回避劇~を読んだ感想【ネタバレあり】

ライトノベルサンドリヨンはもういない~意地悪な継姉に転生した私の華麗なる回避劇~」を読んだ感想です。
ネタバレありますので注意してください。

サンドリヨンとはシンデレラの事らしい。
知らんかったわ。

つまりこの話はシンデレラの継姉に転生した主人公が不幸な結末を回避するために
懸命に努力してこうなりましたという物語です。

何というか。
あ、このお話の作者は転生しまして、現在は侍女でございますの作者さんです。

読み終えまして思ったのは・・・ああ、同じ作者って感じ(笑)
ですかねーww

いや同じ人なんですけども。
侍女の方がたぶん代表作ですよね?

あっちも読んでるんですけど、何と言いますかこの作者さんはねー
描写の方法が主人公の語りが多い。

目線突込みも多い(笑)
描写をしつつキャラクターの感情を吐露しつつ現状に突っ込む感じ(笑)

ちょっと転生しまして~の主人公にノリが似ている気がする。
いやこっちの子の方がちょっとだいぶいい加減ですけど(笑)

侍女さんの方は真面目っぽいかなー
いや自分でいい加減って突っ込んでいる主人公もだいぶ真面目だと思う。

この物語は主人公が超有名な物語シンデレラの世界の主人公に意地悪する
姉その2に転生したことに気づき最悪な結末を回避すべく奮闘する物語である。

ただな。
これは物語ではなく・・・現実の世界という話が前提になる。

そう、読み手の自分たちには物語だけどこの主人公は「物語」の世界に
類似したところで実際に生きているという前提なのである。

つまり物語ではなく現実。
彼女は現実を生きなければならない。

それってどういうことかというと・・・今の私が生きている日本の常識はこの世界では
通じないっつーことですわ。

つまり自分たちの常識・・・今この世界に生きている当たり前がこの世界では
欠片も通じない上にその世界の常識を当たり前に押し付けてきてそれを

乗り越えなければ下手すると不適合者として世界から脱落する羽目になる。
この場合の脱落とはぶっちゃけ下手すると生きて行けないのである。

特に女性であることにかなり苛立ちを覚える世界観だろうな。
現在ですらぶん殴ってやろうかと毎日職場で思うのにね(笑)

それが基本となる世界。
そこで彼女は生き残らなければならない。

困難な周りの設定でさらに彼女の生き残りには難易度が数倍盛られるのだ。
なぜならシンデレラの世界で彼女はヒロインに意地悪をして没落する存在だから。

しかも実際に主人公の姉と母はヒロインをいじめているのだから。
ただし姉は好きでいじめているのではなく、母親の心情を気遣い彼女を
孤立させることを避ける為に追従しているだけって感じで真の悪者ではない。

それが唯一の救いかなぁ…
ただオカンがなー(;゚Д゚)

こいつちょっとぶん殴っていいかな?ぐらいの頭ぐるぐるなんだよなぁ…

ただ彼女が一方的にひどいわけではない。
彼女をそんな風に追い詰めた輩が悪いと思う。

主人公の母親つまりシンデレラの義理の母親は前の旦那に捨てられた。
女の子ばかりで男を生まない女として。

よし潰そう。
どことは言わない。

ねっ?( *´艸`)

そして母親の実家も屑だった。

実際に登場して断罪されてもよかったんだが。
登場はなかったけど背後でやってる事は屑だったわ。

母親だけでなく姉や主人公にトラウマ与えたのはそいつらもだからね。
まあいわゆる貴族っぽい貴族なんだろうけどくそです。

もげろ。

最後に主人公らに着いた味方が国一番の権力者だったので水面下で始末された
感じなのはざまぁなのですが、それを見たかったわ。

ざまあ言いたい。

まあそこは重要ではないけどね。
前半はひたすら主人公がヒロインと姉と母親の仲を改善しようって話。

いやもう母親がもうどうしようもなくて。
でも主人公は前世の人生が積み重なったのが降ってきたので、その分経験がある。

まあチートはないんだけど。
それでもそういう諸々の部分があって、それでも現在は小さな子供。

出来る事と出来ない事はそりゃあるだろ。
彼女はひたすら自分を責めていたけどでもしょーがないだろ。

前世があっても小さな子供なんだから。
追い詰められた大人に言葉が通じるか、聞いてもらえるかなんてわからんわ。

実際に聞いてもらえなかったしね。
そこは先に仲直りした姉とヒロインが同時に飛び込んできたこと。

あまりにびっくりして動きが止まったのもよかったんかな。
呆けすぎて動けない奴ww

子供が言ってる事はわかってるけど過去の事もあって・・・あと何かしら
強制力でもあったんかなってぐらいに執拗にヒロインを貶めようとする。

まあくそ家族のトラウマもあるけど、物語通り亡くなった再婚相手のせいもある。
いやね。

主人公の母親も最初からヒロインに冷たく当たってたんじゃなくて、
先に拒絶したのはヒロインだったの。

でもヒロインは母親が亡くなってすぐに父親が再婚してしまい、悲しくて寂しくて
それをわかってくれる相手のハズの父親は娘放置プレイですわ。

いや一応愛情はあるらしいんだけど、たぶん仕事忙しくてコミュ力ないやつ。
殴るか。

いや生きてないわ(;゚Д゚)
だから・・・あの家はヒロインはたった一人だった。

主人公がいなかったらそりゃ完全に物語通り三人破滅だったなー

母親があれで、姉も仕方ないとはいえ追従し本来の主人公は能天気な
非常なちょっとあほよりの子供だったからなぁ…

下の子って上がしっかりしてるとあほの子になるのね。
逆に上があれあれだとしっかりするらしい。

ちなみにうちは後者である(笑)
エェ━━━━(´Д`υ)━━━━・・・

母親が主人公の声を聴いているけど聞きたくない。
そんな拒絶を見せそれを怖いながらも引かずに訴える主人公を殴ろうとしたとき。

あれはそのままだと叩いてたと思いますが。
止めたのは姉とヒロインだった。

主人公の働きかけで関係が変わっていた二人。
その二人が後押ししなかったらたぶん母親は変われなかったかも。

何か変なスイッチでも入ってたかのような乱心がいきなりまともに切り替わる。
マジで強制力でしょうか?と思いましたが。

その辺の描写はないから心理的に自分を追い詰めていたからどーしようもなかったのな。
それが子供たちの必死の訴えに目が覚めたのかもしれない。

そんな感じで四人の和解があり、そして物語の後半でシンデレラの流れが・・・

発動しませんでした(笑)
マジかww

いや一応シンデレラだった感じなんですよ。
王子が嫁探しに舞踏会を開こうとしましたし。

ただ、そこでヒロインと初対面ではなくすでに知り合いだったんです。
というかぼんぼんのへたれ王子が相手の状況とか心情とか都合を考えずに

バカだったってだけで。
いや主人公の突込みがな。

だよなって!
平民が王子に告白されて国を担ってほしいって言われてはいそうですかって
言えますかね?

しかも主人公がしっちゃかめっちゃかにしたおかげでその告白は舞踏会ではなかった。
だから断れたってだけです。

あれ舞踏会ならヒロインノー言えますかね?
それ何の無体か。

ぼく王子。お前俺の言うとおりに生きろ。

そう言ってますよね、ゴミか。
あ、やばい。

王子私の嫌いボタン押しました(笑)
まあその辺はボッコボコにされてたからざまぁと思いましたが。

ざ・ま・あ

まあ…結果的にヒロインがほだされそうですがね。
本来は国王がダメって言わなきゃなんないとおもうんだけどなぁ・・・

だってほら。
王妃はお飾りではないですし、他国とのやり取りもありますし。

それ国王だけでなく王妃も役割ありますし、座ってにこにこしてればいいわけでは・・・
そういう現実を見なさいって話ですがね。

まあ奴らがいいならいいけども。
そりゃ主人公も現実見てる分突っ込むよなぁ…ww

王子があほ。
断られるわけがないって自信が自覚ないままあるからか。

断られてざまーじゃ。
ばーか( *´艸`)ケケケッ

という意地悪な読者でございます(笑)
あと主人公の話がそれましたが、主人公の恋物語も展開されています。

ただ相手が王子と別の方向にへたれでございます。
こいつも殴るか(笑)

まあそのせいでなかったことにされて悶々としていたのでざまぁ達成です。
そこで主人公が他に目を向けてばっさり切られたら物語としては台無しですが

よくやったと言いかねない私です(笑)

いやイケメンなら何でも相手が許してくれると思ったらあかんのです。
相手にも都合も感情もあるのですし。

ねっ

マジで頑張れ。
最後はまとまった感じでよかったですよ、おばちゃんハラハラするわ。

ただヒロインの方はあれだけひどい態度だったオカンがジョブチェンジして
娘大事これ至上になってるので、貴族なんて最低よねを身をもって実感している彼女が

通常の貴族でもなしって言われそうなのに、相手が王子でしかも時代の国王。
苦労しか見えないヒロインをすんなり渡すとは思えないんですよね。

( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

がんばれ、王子。
全ては君の頑張り次第だ。

まあ世の中頑張っても報われないこともあるけどね←ひどい

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