ライトノベル「ツンデレ社長の甘い求愛」を読んだ感想です。
ネタバレありますので注意してください。
あー、このお話はね…ここ最近作品の登場人物…下手すると
主役であるヒロインとヒーローがあまり好きになれないなぁ…てのが
多いな?
たまたまかな?
って感じだったんですが。
今回のお話はそういうなんというか読み進めるうえでの、
敷居というか堤防というかつっかえがなくさくさく進めました。
あれですね、えーとか(-ω-;)ウーンとかそういうひっかかり。
ヒーローとかヒロインの言動とか行動に私の中の違和感が
なかったというか…?
そういう意味で安心して読めました!
まずはヒーローとヒロインに立ちふさがるだろう当て馬
誰かなと思ってたんですよね。
結婚反対とかで身内かなって思ったら身内が画策してっし(笑)
じーさんそれはやりすぎやでww
いや秘書か?
そうそう、当て馬ね?
いないのかなーと思ってたんですが。
奴かーいww
しょっぱなに出てきて社長にビビりヘタレ男。
ヘタレたままにヘタレな当て馬として最後に飾りました。
ヘタレな姿で(笑)
ヘタレは終わりまでヘタレかー・・・いやヘタレだから
死に物狂いの努力もなくヒロインの業績をやっかむだけで
悪口言って消えたんだもんな、しょーがないな。
ヘタレだもの。
ちょこちょこ出てたけどただのいい人止まりかと思った。
それにしてもちょこちょこ出たから恋敵として来るのかと思ったら
悪意ばらまく系のヘタレ当て馬か!
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
努力もせず不平不満だけバラまいて優位に立ったはずが
最後に社長がヒロインの味方をしてひっくり返り。
逆に社員から陰口を言われる状態になり地方に飛んだと。
まあそれも結局は働きづらいだろうという社長の恩情。
お馬鹿なあの二人に理解できるかな(・∀・)ニヤニヤ
まあ出来ずに本社から地方に飛ばされたって思うだけなら
それまでだし辞めるのも本人の勝手よね、うん。
まああまりにしょっぱい当て馬はともかくとして、
ヒーローとヒロインについて。
まずヒロインは会社ではバリバリに働いて身ぎれいだけど
プライベートではもっさり緩い格好をしている事。
あ、この姿を当て馬が気づいて社内にばらまいたのが
当て馬事件の中身なんだけど。
マジでしょっぱい。
何か仕掛けるなら己の頭と体使わんかい。
だからしょっぱいオチしかないんじゃ。
悪役にもポリシーっつーか意地があろうが。
まあだからヘタレでしょっぱいんだがな。
本人目の前にいたらごりごり削っちゃうぞっていう
しょっぱい当て馬はどうでもいいとして。
ヒロインは表向きの自分とは大違いの自分を隠しています。
仕事が出来てきちんとした格好をしている自分を
会社を始め周りの人は見ているのであって、本来の自分では
とうてい受け入れてもらえないと思っていたからです。
あ。
ちなみに当て馬二人が仕方けた時に便乗値上げ・・・もとい
便乗してヒロインの本来の姿をバカにしてこき下ろしたのは
当て馬だけではないので。
言っとくけど家に帰ってお休みの日まできちんとしているんだな?
背筋伸ばしてだらだらせずに人形みたいに生きてるんだな?
誰に迷惑かけるわけでもなし、恋愛脳お花畑で仕事が手につかず
人に迷惑かけても気にならないって見た目だけのやつの方が
よっぽど会社にとっては公害よねー有害よねー
目障りよねー( *´艸`)
ってのが社会人側の本音です。
もちろん心揺れる事もあります。
多少の失敗は当たり前、人間だもの。
でもそれを仕方ないでずっと続けられたら無関係の人は
ただ迷惑なだけなんです事情知らんし関係ないし。
やる事やらないのならもう来るな( *´艸`)
ってなるのが普通です。
だってお金をもらう代わりに仕事してるのに仕事しないなら
来なくていいよってなるでしょ。
その点ヒロインは仕事はきっちりやってます。
ただプライベートで自分が好きなようにしているだけ。
何が悪いの(;゚Д゚)
休みの日に自分の部屋で誰もいない空間で本格的メイクして
ごろ寝すら化粧が付くからできないお休みなんて
あの時ヒロインを馬鹿にした女…誰一人してないでしょ。
はっきり言ってそれブーメランです。
己に帰ってくる悪口ww
という意味であのシーンではなぜか笑っていた。
はいはい、バカが自分を嘲笑ってますよーみたいなー
万が一自分はちゃんといつだって気を抜かず生きてますって
いうのなら絶対に友達にはならない。
それを強要されかねないし。
そんなのでがっかりされたらマジで潰すぞってなります(笑)
まあまあ物語なのでそうかっかせずwwと思いつつ。
ヒロインにはちゃんと味方がいましたので。
あ、ヒーローではなくて。
同じ職場の同じ課で頑張ってきた仲間たちですね。
ある意味いい職場。
あー、他の課は除く(笑)
いや表立って目に映るのがそういう否定的なあほぅであって、
主人公を悪く思ってない人はそもそも表立ってこないな。
悪意の塊にほとんど接点もないヒロインの為に飛び出して
かばい立てするなんて…ヒーローの立場がなくなる(笑)
そう!
ヒーローの活躍を削らないで挙げてww
ヒーローはね、ひっじょおぉぉぉに腹が立つ男です(笑)
で、嫌い嫌いも好きのうちになるパターンか。
俺様系なので好き嫌いがちょい別れるんですよね。
意味がある正当性のあるその態度ならありなんですが。
ただの失礼なやつを俺様ってつけただけのヒーローも
割といるので・・・これは私には合わんわーって
まあこの辺は好みですよね。
俺様好きは俺様の度合いやその方向性やタイプにも
いろいろありますしね。
私は・・・今の職場でも役職付きのあほぅ共の計画なしの
思い付きの指示で時間取られたりして不条理実感してますしねー
そういう実経験があるから前の俺様系は何も言わないで
上司命令というだけで人の時間を潰し残業に追い込むと。
もちろんそのヒーローは自分も働いているんですが、
もう少し何かないのかこのあほぅが。
相手はお前の言う事を聞く人形ではなく生きた人である。
喜んだり悲しんだり怒ったりする人間なのよ、と。
上司が何を強いてもいいかってわけではない。
ないのよ?(,,#゚Д゚)ゴルァ!!
という気持ちにめっちゃなり、ヒロインの怒りに
追従しちゃいましたので今回はどうなのかとハラハラしました。
いや、前のと同じくなんか仕事を言われるみたいな
タイトルだったから・・・仕事に巻き込まれる感じか?
そう思ってたんですよ。
でもそうじゃなかったわ。
元は彼女の仕事ではないけど仕事の一環で現場のお手伝いは
ありですし、行ける人という話で手を揚げましたし。
普通に行って職務は全うしましたし。
あれ?ヒーローあんた出番どこ?と思ってたらその後ww
カフェだったんで、そこの抜き打ちテスト的な感じで
ヒーローが行くのに野郎一人だとちょい厳しい感じなんで、
そこに丁度いたヒロインを巻き込んだんですね。
ただヒロインはそのカフェで働いてきましたし、
現場の状況も見てますし仕事時間終わってますから
それを社長権限でどーのこーのだと興ざめ~と思ってたら(笑)
あら。
あらあら。
あれか、ギャップ萌え狙いか、そうか。
それまでは職場では企画担当の彼女は社長相手にガチンコで
提案をめぐって対立してるんですよね。
両方言い合うみたいな。
周りが社長にビビってろくに発言できないという状況で。
まあその辺は後でヒーローから訂正が入ります。
なんでもかんでもヒロインが周りに変わってヒーローに
盾付く・・・もとい企画を訴えるのですが。
それをする事で他の人が彼女に守られて、ヒーローに
モノ申す機会が失われていると。
ああ、怖いからって他に回してたらその人そのまんまだもんな。
ヒロインに守ってもらってる下の子はいつまでたっても
成長の機会がないってことか。
それをヒーローに指摘され改めるヒロイン。
ただその後はヒーローもヒロインに指摘されていろいろと
学んでいくわけです。
お互いさまで。
そういう意味でもその場で足踏みまたは後退するのではなく、
一緒にいる事で何か得られる関係ってすごいのでは?
また最初に言ったヒロインのプライベートの姿は、
本人は偽りで周りに隠しているわけですが。
同じことを実はヒーローもしていて、お隣に引っ越してきた
冴えない同じ匂いのする(笑)男性が実はその社長で。
ヒロインもヒーローもお互いにそれがお互いだと知らずに
両方に惹かれてどっちが好きなのか悩むと。
いや同じ人ですし(笑)
その辺はヒロイン側しか明かされていませんが、少しずつ
その二つの人が同じ人になって行って…そして
みたいな話の流れでした。
ヒロインはヒーローよりもかなり早く同一人物と
知ってしまったので、それゆえに自分の正体?を知られたら
ヒーローに嫌われてしまうのではないか。
仕事モードでないプライベートの飾らない本来の自分を
受け入れてくれたプライベートモードのヒーローが
離れていくのではないかと悩むのですが。
それはまあお互い様だったww
本当に似た者同士ですな!
いろんな意味で平行線を進もうとする二人を周りがやきもき
特にヒーローのおじーちゃんの秘書がなかなかいい仕事をww
仕事の範囲超えてるけどね(笑)
ヒーローは両親がいないのである意味そういうノリもあるのか。
ヒーローの過去にあるわだかまりを力業で解くきっかけを
ヒロインが作った事で話は一気に進み、二人の仲も一気に進む。
という所での前述の当て馬の微妙な活躍
いやあのエピソードいる?
いやいるか。
はっきりとみんなの前で意思表示してきましたからね。
あれでヒロインは自分の周りにはきちんと味方がいて
一人じゃないって十分わかりましたし。
悩んでいたヒーローの気持ちもわかったし。
いやある意味公開処刑的な恥ずかしさがあるが。
本人かけらも気づいてないのがやっかいですが、
ヒーローのモテっぷりがヒロインの方に危害が行く前に
はっきりしたのはよかったのではないかと。
まああの時ヒロインの悪口を言ってたやつは、これ以上彼女に
何かしたら左遷みたいな形の救済になった当て馬と
同じ道は辿りたくないと思うだろうから牽制になるかな。
それにしても久しぶりに好きな話。
大きな山場はなかったけど、ヒーローとヒロインが
自分の方向性に会わないのが一番読むのが辛いからー
楽しかったです( *´艸`)
これからも会議では相変わらず戦うのかな(笑)
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