ライトノベル「どうやらずっと好きだったみたいです」を読んだ感想です。
ネタバレありますので注意してください。
おぅ・・君らめっちゃ初々しいな・・・!
おばちゃん誰かの背中バシバシ叩きたくなったわ←迷惑
やだもうこの子達ったら!みたいな。
そんなノリで←マジで辞めてやれ
いわゆる悪役令嬢転生もので、記憶が戻った主人公は
元の性格が矢面に立ったため完全に別人である。
悪役令嬢の行く末を憂いそうならない未来を掴むため
とりあえず悪役令嬢にならずに済むように、
当て馬にならない為にも王子の婚約者にならない
それを目指し、断られるように持っていこうとして、
むしろ好かれて溺愛される羽目になる・・・
が、主人公にはその溺愛は欠片も通じていない。
自分の評価が低いのもあるし、元々王子の彼女への
態度がおざなりだったせいもあるし(これは元の
悪役令嬢の性格が悪いからだけども)
悪役令嬢として破滅したくない主人公に彼の気持ちを
受け止める余裕がそもそもなかった。
それが一番かな
というか、この手の悪役令嬢転生物って大きく分けて
二種類ありますよね…大きくだけど
悪役令嬢として相手に婚約破棄されて断罪されるパターン
もう一つは悪役令嬢として立っているはずの自分が
振ってくる婚約者になぜが溺愛されて逃げられない奴。
そしてこの話は確実に後者である。
いやね、物語の最後にゲームの展開がスタートするわけで。
いわゆるヒロインと王子の出会いのシーンがあるわけで。
まあそのシーン自体は・・・なかったんだが。
もろもろの事情で。
実はヒロインが主人公と同じ転生者で彼女以上に
ぶっ飛んだせっかちで物語のスタートを待てずに
すでに推しキャラ(しかも第二王子←どうやって!?)に
アタックした後だったんだよなぁ…
しかもバカやった友人だった(笑)
友人同士がまさかのヒロインと悪役令嬢に転生とか
悪友故だったのか…なんだかなぁ…
まあこのパターンってたまに親友だと思ってたら
実はヒロイン転生の友人に裏切られてってパターンも
あるんだけど、これはそんな心配はない。
安心してみていられる。
中身が友人のヒロインにぶちまけられたのは・・・
主人公の婚約者の攻略対象1は主人公に縊ったけど
彼女に好かれる努力をめっちゃ頑張っていた。
お城に勤める人を巻き込んでめっちゃ頑張ってた。
ああ、それでか?
彼の陰の頑張りを知っていたから王子に惹かれたくない
主人公が彼に素っ気ない態度をしていると護衛のメンツの
何やら訴える怖い目が…それはあれか。
王子頑張れ!って奴ですね、わかります。
完全なるアウェイ感(笑)
主人公の(無駄な)努力の甲斐もなくどんどんと彼に
惹かれていき物語の始まりの時にはすでに
ゲームの悪役令嬢の彼を離したくない気持ちがわかる。
そんな所まで来てしまった。
だけど完全に心配はなかった。
なぜならヒロインは主人公の婚約者には欠片も興味が
なく、すでに本命にアタックした後だったからww
( ̄д ̄)エー
いやまあゲームじゃなく現実ですし。
しかし主人公の立場知らんけど国の王子にどう接触
したのか気になるところだが主人公の友人…だいぶ
大雑把すぎないか?
って感じがしたので…補正でもあったのか。
強制力とかは欠片もなかったらしい。
まああっても彼女のノリなら踏み倒しそうだがな!
主人公はちょい後ろ向きの逃げ腰タイプなら、
ヒロイン転生の友人はイケイケドンドンである。
障害は飛び越えるのではなくぶっ飛ばす。
そんな感じがする…
ヒーローへの気持ちをごまかしごまかし過ごしてきた
主人公が気づかないままにヒーローに捕まって
逃げられなくなっていた話(笑)
いやまあ本来は王子の婚約者・・・たぶん将来は王妃よね?
逃げられないよねww
実際に現実問題何の準備もない男爵令嬢が王妃になって
他国やそもそも自国の足を引っ張り食い物にしようとする
味方なのに敵の貴族相手に立ち回れるかって
無理だと思うんだがなぁ…ww
ぷーくすくす
とりあえず王子はようやく主人公の気持ちをはっきり
知る事が出来たし、主人公はゲームのように彼に
嫌われてしまう事がなく一緒にいられる。
今まで怖くて逃げ腰でいた分…王子に攻められるがいい。
あれはたぶん容赦ねーな…遠い目
主人公に婚約を辞退されたあの時からもう逃がす気は
たぶんなかったんじゃないだろうかと思われ…
恐ろしいな…!
溺愛待ったなしってやつですね、わかります。