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悪役令嬢に転生したので断罪エンドまでぐーたら過ごしたい~王子がスパルタとか聞いてないんですけど!を読んだ感想【ネタバレあり】

ライトノベル悪役令嬢に転生したので断罪エンドまでぐーたら過ごしたい~王子がスパルタとか聞いてないんですけど!?~」を読んだ感想です。
ネタバレありますので注意してください。

・・・まずタイトルが長いわ(笑)
そしてなんというすれ違いカップル。

ここ最近は悪役令嬢VSお花畑ヒロイン&王子という
形式の物語を多く目にしていたので。

本来の悪役令嬢の婚約者が恋愛相手という事で。
・・・というか。

王子よ…君はこの子でいいのか…。
と、悪役令嬢本人じゃなくても思わなくもない。

いや王妃って外交もするからね。
仕事するからね?

だからこそ王子妃が鬼のような教育受けるわけで。
そういうのないこの子で大丈夫なの。

まあそもそも乙女ゲームとかで教育ばっちりな
悪役令嬢を退けて庶民ヒロインとか迎えてたら

教育なんてできてないし、そもそも教育しても
元がないから元が出来てる悪役令嬢よりも
その教育の負荷は無限大ではないか。

あと主人公があれこれ諦めるのが早すぎる(笑)
下手にあがいてもどーにもなんないなら自堕落しよ。

この結論が非常に速い。
というかそもそもほとんどあがいてないだろ。

ひたすらぐーたら生きて断罪を待つ。
そう決めてしまった主人公はもう欠片も遠慮なく
偽る事も取り繕う事もなく地で生きていたら。

そこに王子が引っかかった…という事?
いいの?あれで(笑)

それぐらい彼女のダメ人間ぶりは半端なかったよ。
身分があるから周りがあれこれやってくれるからいいけど、
現代日本人だった時はどんな生活なのか。

あのダメダメぶりは運命を受け入れたからこそなのか、
元々の性質なのかどっちだろう…気になるところだ。

あと王子と結婚できる身分の子がグルメマスターで
王子にスパルタで騎士並みのトレーニング受けるとか

でたらめにもほどがあるというか。
王子も遠慮ねーな(笑)

と指をさして突っ込むところだと思いますがね。
まあ一番よかったのはあれだ。

ヒロインがまともだったから。
同じく転生者でその確認の仕方が独特過ぎてあるぇ?だが。

なんつーかどっちもどっち。
ヒロインとしても悪役令嬢としてもポンコツだが、
だからこそ面白い。

二人ともが自分の向きたい方向に我慢することなく
突き進んで好きにしたらああなったといういい例。

でもだからこそ二人は親友になったし、
結果的にあの最後が手に入ったんだと思う。

とりあえず王子はもう少し体育会系をなんとかしよう。
女の子は体のつくり方が違うので野郎と同じものを
求めたら筋力アップではなく体を壊すこともあるからな。

筋肉は傷め続けるとダメになるのよ。
修復も待ってね(;゚Д゚)

と、よくわからん心配をしつつ。
でも結局なんだかんだ言いながらそれになじんでしまい
主人公も体育会系のノリについていけてるので

ある意味お似合いなのか・・・。
それぞれが他の相手を探すってなったら

独特過ぎて無理じゃないかなー
すっごい自分を偽らなきゃなんなくてストレスぅ!

ある意味ベストカップルになりました。
あくまでもある意味で(笑)

まあラブラブのようなのでいいのではないか。
結局はお互いがお互いを好きだったけども

様々なすれ違いというか思い込みというか。
まあいろいろと。

すれ違いっぷりがそれぞれにワックスで磨いて
ピカピカに摩擦レスになったレベルに滑ってたから

あそこまで引っ張ったんだろうな。
いや王子があきらめずに離さなかったのが勝因か。

下手に話してたら主人公は出奔したかもしれない。
そしたら王子として国が背後にある彼には
追う事は出来ないと思うし。

そしたら速やかにふさわしいご令嬢をってなる。
両想いで破局一直線よね、一つ間違うと。

ヒロインや他の人から見たら王子の気持ちは駄々洩れ。
でも・・・それが伝説級の鈍感に合わせて

悪役令嬢としての自分という固定観念のせいで
欠片も相手をまっすぐに見れてなかったんだよね。

攻略対象という偶像がそこにあるからね。
なんか変だなと思いつつもでもそこはそれ

強制力!!とか思って、いつの間にかそれが
逃げの口実になっちゃってたし。

ヒロインの一押しのおかげでその逃げが最後までは
発動せずに肝心な事をようやく聞けて、

本人の呆れまくりの本心を聞けて。
しかし欠片も信用がないとこがウケたー(笑)

うん、何年物の不信任案。
シカタナス。

お互いがお互いに相手は自分に対して「否」と
思ってると思い込んでいたからね。

積み重ねると巨大な壁になるんだな。
こわいね。

なんとかまとまったので、あとはヒロイン様にぜひ
いい人を見つけてもらってお互いにのろけて

前世とは違う。
どこかで見たことがある。

けれどそれとは違う「現実」の中で幸せに。

幸せに笑いあって欲しいものです。
ただ主人公が絡むととたんにお笑いになるのは
なぜなんだろうな…お笑いマスターでもいいのでは?

※2020年9月下旬に書籍発売予定らしい
やったね!

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