ライトノベル「婚約破棄に向けて悪役令嬢始めました」を読んだ感想です。
ネタバレありますので注意してください。
・・・おーう。
これは異世界転生ではなく時間巻き戻り系?
最後まで読むと正しくはそうではないとわかるんですが。
なんというかね。
主人公の斜め上の頑張りが面白かったんですが。
最後の最後で王子の王子としての自覚のない
ゴミ屑ぶりに非常にイラっとしてしまい
こいつみじん切りになんないかなwと思いました(笑)
主人公は婚約者に断罪されると時間が巻き戻り、
それをひたすら繰り返しだからこそ何とかしようと
あれこれやるのですが同じく断罪されることになる。
何度目かわからないやり直しの時に彼女は考えた。
いろいろと我慢をするのはやめよう。
思うままに生きよう、と。
そうしてあれこれやってきた結果、いつも婚約者に
卒業式で婚約破棄を告げられる場面で
婚約が成立した(笑)
主人公の動揺が半端ない。
わからんこともないがまあ落ち着け。
主人公も堂々と悪役を目指して斜めに頑張っていたけど
端からそれがいい方向に向いてしまい、
そういう結果になったんですけど。
その瞬間に世界が壊れた。
・・・ああ、あのやり直しは断罪だったんですね。
もちろん悪役令嬢っぷりを発揮して婚約破棄される
断罪ではなくて、主人公がその後牢獄で犯した罪への。
その後の罪の償いとしてのやり直し。
それが終わったから世界が止まる。
主人公が苦心して積み重ねて手に入れた物は
本物じゃなかった。
だってそれが償いだから。
それでもその償いの先に愛されていないと思ってた
家族との再会はつまりは元のままの境遇があるわけで。
最後のやり直しで矯正されたのは主人公だけではなく、
ダメ王子もある意味矯正されてたんだがなぁ・・・
彼女が牢獄で死を選んだその後に戻ったので
主人公は王子に婚約破棄を突き付けられた事実がある。
主人公はいわゆる乙女ゲーム的なヒロインに
うばわれたままなのですわ。
それでも彼女は前を向いて歩くことを決めたので。
よかったなーと思うんですけど
そこはいいんですけど。
私的には矯正されずに自分の立場も顧みず
自分の気持ちだけ他の人の立場やなんかも顧みず
好きに生きたバカ王子。
まあ・・・婚約破棄の償いとして莫大な
慰謝料とか元々主人公の家が王家に払ってた大金を
返金する羽目にはなりますけども。
それでも結局自分の好きな相手を手に入れた。
なんか許せない。
借金地獄であろうとも好きにしたしっぺ返しなのだから。
あれは甘んじて払えばいいのです。
でもさぁ・・・最後の最後。
つまりは生まれ変わりですよね?
幼なじみバカ王子ですよね?
そして主人公が好きっぽいですよね?
そして主人公も好きっぽいですよね。
王子キエロと思っているのでなんか許せない。
マジムカつく~
思い通りにならず他人に好きな人を奪われる
辛さをあいつも思い知るべきではないですかね?
あぁ?ゴ━━━━(# ゚Д゚)━━━━ルァ!!
むしろ思い出して踏みつけられて振られればいいのに。
ただ前世の時に王子が好きだったこといつか
伝えたいとか言ってたから好きだったという事なので。
まあ好きだったからヒロインポジションの王子が
ちょっかい出した女をいじめていたわけですがー
どこがいいのあんなカス( *´艸`)
という気持ちしか沸きません。
すみません乙女心は元々持ち合わせておりません(笑)
というわけで王子はタンスの角に小指ぶつけとけ
気が付いたらぶつけて形が変わってしまえ
あほぅが!!
あ、主人公は好きですよ。
彼女にかかわる侯爵令嬢たちも好きですよ。
ヒロインポジションの彼女も悪い子じゃないですし。
つまり後先考えないバカボンが嫌いなだけです(笑)