ライトノベル「エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~」を読んだ感想です。
ネタバレありますので注意してください。
なんというか・・・このお話はよかった( *´艸`)
最近あれ?ってお話に当たってたんで…久しぶりによかった!
主人公の忍ちゃんとヒーローの宏希さんは両親から大反対を受けつつもあきらめずに二人が
一緒にいられる未来を模索していた。
ヒーローの両親は典型的な大規模会社の社長一家でいわゆる家にふさわしい伴侶を息子に求め
ふさわしくない主人公を排除しようとしていたのである。
それに断固対抗していたヒーローだったが事故により記憶を失い主人公の事を忘れてしまう。
主人公のことを忘れたというか事故前の3年間の記憶がなく2年前に出会った彼女のことが
わからないのは致し方ないとはいえ、それを利用し両親が二人を引き離したのだ。
それがばれたら確実に親子の縁は断絶だと思うんだがなぁ…?
まあこの現代も身分がどうとか生きる世界がどうとかないわけじゃないしな。
むしろ貧富の差は広がってるからあるあるですな。
ヒーローの両親に陰で別れるように強要され、なすすべもなく去る事になった主人公。
元々ヒーローの勤める会社に勤務していたので仕事も失い、さらに彼女は彼の子供を妊娠していた。
しかし妊娠がばれたら子供を失う事になりかねない主人公はその事実をひた隠しにし、姿を消した。
そして5年後、一度別れた二人の運命が動き出す…。
その出会いはたまたまではなく彼が記憶が戻らないままに彼女を求めての結果。
記憶はないけれど二人で住んでいた家や職場に彼女の思い出が散らばり、彼を動かした。
そんな衝動的な行動により無事二人は巡り合い、彼女がずっと大事に守ってきた存在に
ヒーローが気づくのです。
まあ頑なにあんたの子供じゃないからって言ってたけどww
タイミングとかもろもろ考えたら嘘バレると思いますけどね~
ただ嫌いで別れたわけではないんで、根本には相手を気遣う気持ちがあるので、そういう意味でも
本当のことを言えないとか…まあ意地もあると思うんですけど。
あ、でも私はぶっちゃけお前誰って言ったのあんただろ。
と、ヒロインに拒否られて必死なヒーローに対してそんな意地悪い気持ちもありました(笑)
ありましたm9っ`Д´) ビシッ!!
捨てたんはあんたら親子やろ、と。
思う気持ちもありました(笑)
忘れてしまった、思い出せないあれこれ記憶喪失の彼も辛かったという表記はありますが。
でも会社を持ってる親がそばにいて自分も仕事してお金はある。
生きるのに困ることはない。
それに対して主人公はある意味妊娠した現実を一人一方的に押し付けられた現実と、ヒーローの父親に
退職を勝手に決められ追い出されて明日がどうなるかも不安な状況に陥ってますからね。
生活基盤は雲泥の差。
あぁ・・・でも父親も主人公の妊娠知らんからな。
知ったらたぶんいらん事言いかねんし。
ヒーローが意図的にそうしたわけではないにしてもねぇ…ww
素直に会えてよかったというにはなんかムカっ腹立ちますがねww
サーセン、基本的に野郎に目線が厳しいんです(笑)
もちろん最初のあれにちょい引っかかっだけで、本格的に再登場を果たしヒロインとの関係を
重ねていくヒーローはとても誠実であろうとしたし本人が非常に苦しんでいたという
表記は繰り返し出てきました。
彼の友人でありヒロインのよき理解者だった元同僚の証言もありますしね。
まあはっきり言えばヒーローの両親・・・というか、父親ですかね。
ガチで殴らせて?って感じですけども(笑)
立ちはだかる存在としてはなかなかいい仕事をしていました。
考え方の違いを相手に改めさせ無ければヒーローとヒロインは結婚は出来ない。
あ、勝手にするのは出来ますけど、祝福の上で結婚したいのなら彼も彼女も両方の両親との
対話っつーか対決は必要だったから。
おおぅ・・・!
頑張れ…っ!!(;゚Д゚)
二人が選ぶ道が両親との断絶か和解か。
物語にはいろんな選択と結果がありますけど、この二人は自分の子供を持つことで自分の両親に
とっては二人もそれぞれ大切な娘であり息子であった。
そういう思いもあるのではないかと気が付いた。
だから決別を選ばなかったんですね。
ああ、でも本気でカスぃ親ってのはいますから、そういう相手はもう決別一択ですが。
やり方は強引だったし主人公に対する対応もあれあれですが。
その裏には確かに子供への愛情があったと二人とも気づいたから。
だからこそわかって欲しかった。
子どもは親の道具ではないし、個々の人生を生きているのだから。
まあ大きな企業の跡取りとなると利権だの会社の利益だのそういう思惑が存在し、
その上での結婚は確かにあるんでしょうけども。
結果として両親折れました(笑)
あ、ヒロインの両親に限っては産むことは反対してたけど、それもこれも娘を心配してのこと。
そりゃ子供がいれば行動範囲は狭まる仕事だって限られる。
それを一人ですべて賄うのはどれだけ大変か。
実際に子供を育ててきた両親だからこその心配。
ヒーロー側の父親は・・・金も絡んでたろうとは思います(笑)
それはほら、企業を動かしていく責任もありますからね。
潰したらそこにいる社員の生活も壊れますからね。
そういう背後がありあの父親にも貫きたい信念があって、それを曲げて自分たちの意思を
通すのは生半可じゃなかったんですが。
最後はわかってくれました。
というかデレた(笑)
あんたら孫に会いたかったんやろ・・・しかも息子ですしね。
跡取りド―――(゚д゚)―――ン!(笑)
みたいなのもある。
まあいくら見合いぶっこんでも完全スルーの息子がすでに男の子の父親ですから。
実はほっとしたのもあるんじゃないかな。
始まりがあれなので、少しずつ親子になって行ければいい。
きっとちびっこが助けてくれる。
とても素敵な家族になれるはず。
みんな揃って誰も欠けずに。
懸け橋のちびっこがどんな大人になるか楽しみだなぁ…
あれは父親似ですかね?
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