寝取られ令嬢は英雄を愛でることにしたを読んだ感想【ネタバレあり】

ライトノベル「寝取られ令嬢は英雄を愛でることにした」を読んだ感想です。
ネタバレありますので注意してください。

最初から最後までとりあえず二人のラップラブの大安売り(笑)
と思えるぐらいは終始ラブラブしていた気がする。

うん、仲良きことはいい事です。
ヒーローとヒロインの出会いはとある舞踏会で、ヒロインが
婚約者に婚約破棄を宣言された後の話である。

物語のヒロインであるエディスちゃんは舞踏会で婚約者から
婚約破棄を突き付けられそのショックか自分に前世の
記憶がある事を思い出す。

場面的に主人公が悪役令嬢で彼女の妹がヒロイン、
その相手の主人公の婚約者が攻略対象みたいな関係だが
そういう設定はなくただ転生者というだけの様子。

物語は一貫して主人公とヒーローのラブラブ話が進み
転生してどーのこーのはあまり表立っては出ない。

あえて言うならその世界には獣人という概念はないが、
ヒーローが魔獣の呪いでその姿をまるでライオンの
獣人であるような姿に変えているがそれがむしろ
主人公の好みのど真ん中だったという設定。

通常の貴族の令嬢ならその姿を見て恐れるのが通常、
しかし彼女は一言素敵…とのたまったのである(笑)

その中身は一人の男性だからね。
主人公ちゃんと覚えてるか！？とたまに思うレベルで
モフモフ最高(*´Д`)ﾊｧﾊｧになっている。

もし万が一そのまま記憶が戻らなかったら、相手側の
意図により彼女は望まぬ人生を進んだと思う。

それぐらいには相手には悪意があり地位があったから。
というのも主人公を貶めた婚約者を寝取った相手は
彼女の義理の妹で庇護欲をそそる容姿であるものの、
その中身は

腐りきった人間のカッスカスであったから。

乙女ゲームだのなんだの頭お花畑のヒロインなら
まだしもあの子は本気でダメ人間だったと。

それに惹かれた元婚約者も同様に人間として
カッスカスであったのだからお似合いだと思われる。

主人公の父親と母親は政略結婚でそこに愛情はなく、
母親が亡くなってすぐに浮気相手の継母と娘が
屋敷にやってきてあっという間に主人公は冷遇される。

虐待と言ってもいい。
それは主人だけではなく主人公の世話をする立場も
上に倣い同じように冷遇した。

どちみちその家は没落するのでそこで働いていた人も
当然次の仕事の紹介もなく放り出されただろうな。

ざまぁ( *´艸｀)
冷遇系は一人だけ味方がとか言う設定も多いが、
この家は全てカスぃので全員まとめて断罪です。

まあカスぃひとたちの話はともかく。
その婚約破棄を突き付けられそれまでの主人公なら
彼に泣いてすがったかもしれない。

しかし前世の記憶を取り戻した彼女は目の前の
王家のパーティーだったかな…貴族としてどうよ?という
場違いな場所で場違いな事をしでかした相手を見て

どうでもいいわ、これ(笑)

と思ったのでそそくさとその場を退散し、そこで
ヒーローと運命の出会いをしたのである。

獣人という概念がない中ライオンの獣人みたいな姿の
彼を見て一目で恋に落ちる。

切り替え早いなｗｗ
まあ婚約した当初から自分の妹に懸想し、放置プレイ
してくるようなカスぃ男なんて捨てるよねｗｗ

相手は主人公を捨てたつもりでいるから、最後まで
自分が優位であるかのような言動してたけど。

あれは完全に前世を思い出した主人公に切られ、
捨てられたバカな男の図だと思います。

何せヒーローと婚約する事になり、実家と絶縁した
彼女は新たに伯爵家と養子縁組してるんです。

元婚約者は伯爵家なんですが、同じ伯爵家でも
優位な家と縁を結んだ彼女に

可哀想だから拾ってやるみたいな?
妾にしてやる発言ですよ。

そもそも伯爵家の息子であり、伯爵ではない。
お前が優位ではない。

馬鹿なのこの子ｗｗ
そしてその主人公の婚約者を奪った形の妹もこれまた
頭が沸いていましてねえ

所々で彼女の思考が語られるんですが、誰だこの
宇宙人・・・拾った場所に戻してこい

みたいな頭がおかしい子の言動です。
どう教育したらこうなったのかみたいな?

あの子の言動を見てると気持ち悪くなりますね。
おえっ＿|￣|○

何を根拠に主人公をあそこまで下に見ているのか。
立場が変わって自分の危機になるとあいつは
お人よしだから妹を助けるのは当たり前みたいな。

いや縁切ってるからすでに妹ではない。
お前頭悪いな?

まあ結果としてこの似た者同士のバカ二人。
処刑まで行きました。

元の姉にも何度も言われ周りにも言われているのに、
自分がそう思わない限りはそれは間違いという
結論に至る…?

つまり人の話聞かない反省できない。
はい、オワタ。

あんだけ精神的にも物理的にも虐待してきたくせに
自分の為にあれこれやってもらうのが当たり前と
思えるその脳みそ・・・名に詰まってんのかな。

悪役があまりに頭の中が気持ち悪いので思わず
延々と愚痴ってしまいましたが。

メインのお話で退場したはずなのに続編で登場し
どうにもならない状況に自ら陥りそして
この世から去るという・・・

いやもう最高に気色悪い二人組でした。
メインストーリーで断罪され退場してそこから
反省してやり直すチャンスを与えられているにも
関わらず、それを理解せずに自分の境遇を知ってるくせに
助けに来ない主人公を恨んで魔物を消しかけた元婚約者。

同じくこんな境遇の自分を今までほっといて助けに来ない
使えない姉を今後も同じように自分の為に動かせると
信じて疑わない妹。

命の火が消えるまでそれは悔い改められることはなく、
世界から切り捨てられた。

あれはなー、もうしゃーない。
生きてるだけで他の人の命を脅かす。
そんな存在になってる。

それを世界に判断されそしていない事にされた。
それだけですねぇ…

最後まで姉のせいにしてましたが。
本当に頭の悪いというか気持ち悪い子だった。

最大のお馬鹿さんが消えたんですが。
その後も主人公とヒーローの間に立ちふさがる
敵としてちょこちょこ登場しますが・・・

なんつーか。
真のバカ二人ほどではなかったので。
命までは取られなかったバカが後からも続出。

なんだろう。
そういうのを呼ぶ体質なのか…?
変なのに寄ってこられるよね…主人公たち。

主役ゆえの試練といえばそうだけど。
なんかもう頭悪いを通り越したやつばかり来るね。
呪われている…のはヒーローだけど。

ここまで変なのに寄ってこられると別の意味でも
呪いでもかかってんのかレベルで変なのが(笑)

主人公めっちゃお気の毒。
といっても、その十倍はいい人に恵まれているので
彼らの助けもあって主人公とヒーローの

イチャイチャは守られたのであった(笑)
とりあえず二人してお互いだけってのは終始
ブレませんでしたねぇ・・・ｗｗ

周りの胸焼け加減が凄そうｗｗ
胃薬欲しいレベルかもしれない。

でもまあ主人公もヒーローも始まりの頃は本気で
ちょっと悲惨なので・・・

お互いがお互いさまで幸せそうなのはよかった。
でもお花を供えていたのは誰なんだろう?

異世界転生で主人公があれこれっていうのを求める人は
ちょっと物足りないかもしれない?

まあ主人公の価値観がちょっと変わっているのは
日本生まれという設定のおかげ様なんだけど。

それを使ってチートだーっみたいなのはないです。
なくても面白かったよ。

いつの間にかコミカライズされていたらしい。
マジか！

でも小説は書籍化されてないのね?
面白いのに・・・

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