ライトノベル「イジワル医師は我慢しない 期間限定の蜜甘生活」を読んだ感想です。
ネタバレありますので注意してください。
主人公とヒーローは同じ職場で働いているわけではない。
ただし敷地内で一緒ではある。
ヒーローは病院に勤める救急救命士で、主人公はその病院に入っているコンビニ店長。
今は仮店長というか臨時というか、次の店長が決まるまでのつなぎという立ち位置。
そんなはっきりしない将来に多少思う所がありながらも懸命に働く主人公。
そこに起こる事件。
まあそれは正直ヒーローと主人公を結びつけるきっかけでしかなく、私としては
自分の失態を無関係の主人公になすりつけようとしたくっそぃペーペーの未来の
医者がぼこぼこにされるところを見たかったわけですが(笑)
いやだってそんな医者嫌だ。
まあ患者もくそだけどな！自分の命なんだから自分で責任をもって行動しろ。
お前の短慮が他人の一生を左右することもあるってわかれあほぅが！！
と、踏みつけながら説教丸一日・・・は私が疲れる(笑)
バカにつける薬はない。
人の邪魔にならない所で息をひそめて生きてやがれ。
という正直物語の端っこにもないキャラクターに悪態をついても仕方ないので、
スルーするとして…いやあれだけ悪役として登場したのだから今後も関わって
ヒーローと主人公の間に波風立てるのかと思いきやその時だけかーいとか
主人公の過去のあれこれがトラウマっちゅーか無意識化の傷になっていて
それのせいで主人公の思考が頓珍漢というか斜め右を通り越し斜め下に
急落していく様はちょっとあほかな、この子。
とすっごい思ったんですが←すごく思ったんかーい
いやほら口にしないので周りには伝わりませんが読者目線は主人公目線。
あまりに後ろ向きな自分をないがしろにする思考回路は、他人を悪く言うだけの
口ぎたないおばちゃん同様気分は悪いものですよ。
主人公の目線は読み手の目線と同じ感じでしょうし。
まあ私は同人作家上がりなので主人公の気持ちにシンクロしてとかいう事は
欠片もなくひたすらそのキャラクター独自をファン目線で見る癖があるので。
通常の物語の主人公になった感じで物語を楽しむとかできないんですよ。
ひたすら第三者でキャラクターにキャーキャー言う感じです(笑)
だいぶあほの子。
マジですまん。
作者すまん。
その為その気持ちに成りきるとかそういうのがなくて、キャラクターの性格とか
その個性を求めちゃうんで…人格を与えないゲームの主人公とかに愛着が
なかなかわかないんですよねぇ…あれはやり手の思う主人公像をって事なので。
キャラクターとして確立したわき役に愛情が行くのよね…ええ
難儀な(笑)
で、主人公というキャラクターが目の前で思い悩みあれこれしているのを
後ろからドラマを見ている感じで読むので他人事なんですが(笑)
いや他人事ですけどｗｗ
ちょっとあまりに卑屈すぎてうざ・・・もとい面倒ですなぁ…ｗｗ
と最初の頃は主人公にちょい引き気味だったんですが。
ラストの！
マジでラストの逃げ腰ヒーローにえいやー！！と言葉でどつく主人公には
なかなか好印象を抱きました。
よっしゃー！！やってしまえｗｗ
ああ、でもね。
ヒーローに関しても最初相手の了承も得ないのにお前…とちょっ地雷原を
踏みそうな感じだったんですがね。
実際に気持ち伝えたの事の後です(笑)
まあそれ相応のあれこれがありましたので…あれはしゃーないかと。
というか主人公が後ろ向きの斜め右下に転落していく感じで空回っているので
逆に可哀想になりました。
はっきり好きとは言ってないけどそれ相応な事を言ってた感じはするし。
いやなら拒否しろとは言ってますし、それをしなかったのは主人公ですし。
まあ主人公はね最初からヒーローに憧れてたって設定なので。
流されたんですね(笑)
事の後でちゃんと好きって言ってるんですが主人公がだいぶうざい思考をお持ちで
それはこれこれこういう方向の好きなのよね?みたいなよくわかんねー理解を…
ちょっとハリセンでぶん殴っていいかな?( *´艸｀)
なんでそーなる！！
そういうのが終始ありましてそれだけトラウマって引っ張っているのならそれに
関する何かがイベントとしてあるのかなと思ったら何もなかったｗｗ
そこに引っかかってたのにそこを乗り越える何かはどこに?
ああ、もしやヒーローの上司に噛みついたあの流れか?
あれだとあんだけ物語の端々で引っ張ってきたトラウマ乗り越えるにはちょっと
弱くないですかね…?
ヒーローはだいぶアピッておられましたからね、頑張ってはいましたが。
全然主人公に届いていないというか、あえて言うなら主人公がヒーローを
欠片も信用してないというか・・・人間性ではなく主人公に好意を抱いている
という事の終わりのあの言葉を
いやいやないないｗｗ
みたいな感じでなかったことにしている感じですかね(笑)
いやもっと真面目に曲解されておられましたけども。
卑屈を拗らせるとああなるのか。
その割にそれを乗り越えるエピソードはない感じの。
ヒーローのやらかしとか主人公の上司とのやり取りとかヒーローの上司との
やり取りで私生まれ変わったわーっ見たいな感じになりますかね?
あれだけ( ´Α｀)ｳｾﾞｰ感じだったのに(笑)
とまあそんなことばかり突っ込んでますが。
二人のやり取りは終始可愛らしかったですし、ヒーローこのヘタレが！
と、これまた終始爆笑させて頂きましたが。
いやマジで。
物語自体は二人が中心で第三者の介入とかもほぼないですし・・・介入じゃなく
勝手にお互いがお互いに誰かがいると決めて暴走するだけのパターンですね
あほです(笑)
たぶんどっちかに冷静な第三者の目線で見る友人でもそばにいればものすごい
もっともな突込みを盛大に入れてしまえそうなテンパりぶりでしたわ。
ある意味盛大なてんぱり。
こう・・・なんといいますかね。
相手の事を見て相手の事を思って相手の為にって思っているようでいて
ただの節穴の頭悪いのかお前?と心から愛情ほとばしる突込みハリセン一撃を
どっちにもくらわしたくなると言いますか(笑)
まさにつける薬の無い二人でございます。
そんな感じでてんぱりまくり周りにいらん世話をかけたのだからこれからは
もう少し落ち着いて大人の二人を目指してください。
いや無理か(笑)
まああれですね。
お互いがお互いにお互いが関わると途端にダメな子になるタイプ。
最愛に弱いタイプですね、わかります。
ダメじゃんｗｗ