お正月休みに入って二日目。
今日のお話は強制的に巻き込まれることになってしまった
不本意な救助活動の話です。
いや、できれば無関係でいたかったよ?
正直に言うとね(;゚Д゚)
いやね、誰かの助けになる事は別に不本意でも何でもないし、
お互い様だから手を貸すのは問題ないんですよ?
でもそれがそもそも本人がそれを避けてればそもそも私はそれに
巻き込まれずに年末を迎えることが出来たんです。
ちょっと恨み言吐いても許してくださいよー
ちゃんとやることやりましたし(;゚Д゚)
事の発端は30日…お正月休み二日目。
妹様がお休みに入った初日の事です。
年末二人で買い出しに行きました。
諸事情でいつもより食い扶持が多くなるようだったので、
その分買い出しする必要があったから。
いつも休みの朝はウォーキングに行きますがその日は買い出しなので
朝一は出ずに店の開店を待ちました。
まずは台車を引いてガソリンスタンドに灯油を仕入れに行きました。
戻ってきたらホームセンターに屋外用の延長コードと毛布を買いに。
これは食い扶持云々と関係する話なのですがまあ別の話。
それが終わったら今度は業務用スーパーに食材を買いに行きました。
それが午前中の話で妹様が私より一日遅れて美容院に行くので
とりあえず14時までに帰宅。
帰り道に別のお店に行くというので私も行こうかなーと思ったのですが。
すっかり奴が美容院に行くのを忘れてたので。
私も一緒に行こうかな~♪
その帰りに寄るのよ?
忘れとったわww
じゃあ電話して。
という感じの話になっておりました。
その時のことを考えるとお店で合流して…って話はしていてよかったと思います。
どっちか一人だったら…ちょっとぞっとしますわ。
そんなわけで無事お菓子屋さんで合流を済ませ、欲しいお菓子を大量買いし(笑)
あ、その大量のお菓子はこちらです(笑)
それは別にどうでもよくww
母親からの頼まれごとの買い物も一緒に済ませてテクテクと妹様と二人で帰宅。
もうすぐ自宅という交差点。
信号が変わるのを待っていました。
その道は国道なので交通量はかなり多いです。
それでも会社が休みだからラッシュ時なのですが本気の混雑はしてなかった。
そんな中。
なんでだろう。
信号が変わって歩き出す。
もうすぐ家に着く。
それなのになんだろうか、この胸騒ぎ。
反対側からは一人のおじさんというかおじーさんかな。
よろよろ歩いてきました。
右手には開けた缶ビール。
左手には缶ビールがいくつか入ってるんだろう。
私たちがいる側へ渡ろうというのでしょう、横断歩道に入ってきました。
数歩歩いた時にふと目が合ったんです。
うん、すっごいよっぱらいじーさんだわ。
と、なんとなく思ってたけど目が合ってなんかもやっとしました。
嫌な予感といいますか、面倒なことにならなきゃいいなって直感。
なんでかはわからない。
酔っ払いと違って当然こちらは歩くのが早いので向こうが3歩ぐらいのとこで
ほとんどすれ違う状態でした。
すれ違い直前に目が合ったおじさんはいきなりよたよた~と
体が大きく揺らめきぐらぐらド―――(゚д゚)―――ン!と
後ろにひっくりこけやがったとです!
思ってたのと違う展開。
それを脳みそが認識した時には自分はすれ違った後ですかさず振り向きました。
道路にドーンと倒れたおじさんはああぁあぁーとか言ってるけど
一向に立ち上がる気配がありません。
あー、これ手を貸さなきゃ立てない案件か。
しっかり立てもしない野郎が飲みながら歩いてんじゃねーよ、
この歩く●●がとか心の中で悪態をつきつつ…おじさんに近づきました。
しかし。
そう。
妹様が言ってきたのも無理はない。
最初はうーうー言ってただけのおじさん。
ガンガンに寄ってたから足がふらついて立てないだけ。
起き上がるサポートすれば話は済むと思ってた。
思ってたけどね!
つーかこれ震えじゃねぇ!
痙攣だ!!Σ(゚д゚lll)ガーン
ちょっ!おまっ!!酔っ払い案件じゃなかったんかーい!!
という心の突っ込みは届かない。
展開についていけない私はとりあえずおじさんとの意思の疎通を
測らねばならない。
そもそも意識があり、会話ができるか状況がわかるか。
自分が誰か必要事項が言えるのかなどなど。
その時一人のおねーさんが飛び込んできた。
その後遅れておじさんが走りこんできた。
妹様は背後で119番に連絡をしていた。
なんつーかAEDを会社に置くときに研修とかしたけどなんの役にも立たんわ。
おじさんの様子がなんだか変な方向に変化する。
まず目が濁って黒い目が白い靄がかかったようになる。
けいれんは収まったが完全におじさんの動きが止まる。
あげく助けにきたおじさんが呼吸がないとか言い出してまた大変。
でも同じく助けに飛び込んできたおねーさんは頸動脈は振れてるから
とりあえずまだ大丈夫!
頸動脈ってどこよ?
こういうのは経験だから一度見ておけば次は動けるよって頸動脈なんてわからんわ。
無理言うなやー(;゚Д゚)
その後も続々と誰かが寄ってくるのでそのたびに状況を説明する。
だんだんわかんなくなってきたが。
なかなか救急車が来なくてなー
おかしいでしょ。
消防署…車で3分もかからんよ。
その交差点の次の信号の角だもん。
でも来ない。
その間もおじさんの様子はやはりおかしい。
さっきまでごそごそしてたのに完全に沈黙した。
ちょっと・・・これまずいんじゃない?
肩をたたき声をかけ続けてかけ続けてかけ続けると
ふとおじさんが身じろいだ。
おじさーん!わかりますか!わかりますかーーっ!!
専門的な事はわからない。
今は救急車を待つしかない。
それならできることは声掛けくらいしかない。
だんだんとおじさんの様子がまともになってきて、白く濁った眼が戻った。
そして・・・ちょっと!あほなの、おまぃ。
動くな(笑)
おじさん意識が戻ったら今度は起き上がろうとするん。
その時気づいた。
そう。
後ろに倒れたのだから頭を打っている。
そしてどうやら頭から出血していたようなのである。
なのにおじさんいう事聞かんのよ(笑)
まあ他の人が抑えてたけど。
おねーさんがおじさんに名前なんかを聞いてたけどうまく言えない様子。
まあ・・・酔っ払いだしなぁ…
そうこうしている間に周りには20人弱ぐらいが集まってた。
そんな状態になってようやく誰か来た。
あれ、救急車は?
しかも・・・救急隊ってこんな服装?
どう見ても消防署の人の制服じゃない?
おじさんは道路の2車線ずつの一つをつぶしていたので、
そのままほっとくと車が気づかずひいてしまう。
だからこそ私は道路にいておじさんに声をかけてた。
他にも集まってきて道路に立ち尽くしていたからその車線の車は
気づいて車線変更してたんだが。
カーブとかだったら気づかず跳ねられちゃうかもしれなす。
それだったら私たぶんおじさん守らずほっとくかもしれんわ。
妹様がはねられても困りますし。
自業自得でひっくり返ったおじさんの安否より自分や身内の
安寧な年末を取ります。
ひどくても知らん!
どうやらそのおじさん様子を見ていた近所のおばちゃん情報では
持病もちでたぶんてんかんなんじゃないかって。
症状が似てるから。
てんかんがあるのに飲酒してそのままふらふら帰って倒れて
発作起こして挙句それに巻き込まれて一緒にはねられるとか
絶対にまっぴらごめんです。
そこまで善良な市民ではない。
見晴らしがよかったし、ほかにも数人いたし、二番目に来たおじさんが
後から来た人に交通整理を指示してたからよかったけど。
ほんと道路でしたからねぇ・・・下手に動かせないし。
早く来てーっみたいな。
後から聞いた話によると町内の救急車が出払ってて
隣町の救急車が来てたらしい。
妹様が昔済んでた街の名前が書いてあるよーって。
言われてみたらたしかに。
あー、だから救急隊員でなく消防隊の制服の人が来たのか。
救急車はいないけど消防署の人が走ってきたのね。
謎とけたわー
遅れて救急車が着てとりあえずみんなで歩道におじさん移動。
頭打ってますけどそんな乱暴に持ち上げていいんかいな・・・(;゚Д゚)
状況を最初から見てた方といわれて思わずはーいと言ってしまったけど、
ちなみに私は救急車の通報者じゃないんですが。
まあいっか
妹様が通報してる間おじさん見てたのは間違いないし。
でもパニクってたらそんな詳しくは覚えてないのヨ?
えーと、全身ぴーんとそってて、腕は胸に折りたたんであって
腕だけが以上にぶるぶる震えてたから腕の動きが全身に響いたのか
全身が響いてたのか微妙なところ?
道を渡りだしていきなりふらっと足元崩れてそのまま後ろ向きに倒れて
起き上がれないのかと思ったら様子が急変して云々を説明しました。
いやぁ・・・テンパり坊やだからしっかり話しできたかよくわからんww
妹様曰くしっかり説明してたって言ってたから大丈夫なんでしょう。
まあ最初に飛び込んできたおねーさんと次に来たおじさんはたぶん
医療従事者っぽかったからそこから聞いてくれ(;゚Д゚)
σ(゚∀゚ )オレはど素人や。
詳しくはわからん。
一通り説明して終わり。
救急車の中で何か処置が始まってみんな解散と相成りました。
なんで年末の最後の方でこんな騒ぎに。
ものすっごい疲れた。
朝からずっと歩きっぱなしで買い出ししまくりだった日の終わりに。
精神的にどっときた(;゚Д゚)
しかも妹様がたまたまいたご近所らしいおばちゃんからあの人病気持ちよー
病気持ちなのに飲酒しながら歩いてこうなったって事なら
純粋に同情はできないわね。
くっそ迷惑。
果たしてあの状態が飲酒の為なのかひっくり返った衝撃なのか
頭を打ったことなのかはわからないけど。
少なくてもビールを買うのは構わないけどそのまま持ち帰って家で飲酒。
これだけであの事態は避けられたのではないか。
私をはじめ複数人のただでさえ年末のどっと疲れが出る日に
命の危機感を味わう羽目にならねばならんのか・・・
状況が同情だけでは済まないだけに正直不本意。
不本意ですとも。
反省してほしいものです。
まあね、本人も正気に戻って右往左往するかもしれないし、
家族に叱られるかもしれないし、治療費がかさむのかもしれない。
でもそれは本人が悪いんだよね、だってもともと足元おぼつかない状態の
年よりがわざわざ飲酒してますます歩行困難になってすっ転んだんだから。
それに巻き込まれたただ日常を生きている人の身にもなってくれ。
仕事帰りの人もいたかもしれない。
それでもみんな足を止めて救助活動に準じたのだから。
てんかんだか何だか知らないがもしも持病があるのならそれ相応の注意を払い
自分の身を守る行動をしてほしいのはもちろんだし。
自分の軽はずみな行動でおじさんが車にはねられてたら。
車の運転手の運命もぐちゃぐちゃにすることになる。
私や妹様だって見通し悪かったら最悪巻き込まれて車にはねられることもあるかもしれない。
そういうの考えてくれよ…と思うわけだ。
助けるのは否ではないけど、助けたいって思わせる人を自発的に助けるもので。
こいつ自業自得じゃんって思わざるを得ない奴を自分を危険にさらしてまで
助けたいとは思わないという話。
いやもう国道ですからね、交通量は本気で多いよ。
まあ首都圏とかじゃないからましだけど。
すべて終わって妹様とてくてく歩いて帰ってて。
そんな話をぽつりと妹様がしてきた。
見通しがいいし誰かが立ってたし、救急車が来るまでは妹様が道路の前面の方に
立って救急車が来るのを待っていたらしい。
おじさんの周りはみんな座り込んでみてたからね。
誰か立ってないと気づかず突っ込んでくる車がいないとも限らない。
つーか最初に交通整理を言われた奴は何してんだよと思わなくもないが。
まあ義務じゃないし、もういいだろうと判断したんだろうな。
まあ救助活動に走った人は誰もけがもなかったからよかったね。
自分たち含めてね(;゚Д゚)
ほんと平和な年末ください。