約2年前の事でしょうか?
うちの母の乳がんが発覚し抗がん剤治療が始まりました。
母親の場合は乳がんとは知らず謎の症状を一年間も隠し通していたので
ステージは確か4だったと思います。
しかし奇跡的に薬との相性がベストマッチで現在は治療自体は終了し、
あとは再発していないかどうかの経過観察期間中です。
そんな母の闘病生活は大体一年間続きました。
後で聞いた話によると抗がん剤の投与のペースは通常に比べて恐ろしく早い。
基本的に最初は週一ペースで投与が始まり少しずつその間が開きます。
その理由は体が抗がん剤に耐えられなくなるので間を開けざるを得ないんですね。
しかし、うちの母親は薬との相性が抜群だったらしい。
効果が目に見えてというのは医者から聞いた話。
普通なら途中で二週間に一度とか一か月に一度とか間が開くのに
最後までそのペースは変わらずハイペースで投与が続きました。
もちろん投与が早いとがん細胞に対する薬の投与が早いので効果も上がる。
それはわかっていますけど体が拒否反応起こしますからね。
別の意味で危険ですので間が開くんでしようが。
ハイペースでした・・・( ゚д゚)
一年間黙って隠していたため症状が進んでいたのである意味青天の霹靂・・・
何その奇跡。
いやもうびっくりですわ。
まあその辺はいいんですけども(笑)
素晴らしい結果なんですけど。
そんな抗がん剤治療が続く中、いくら相性が良くてもやっぱり副作用が出てきます。
初期から中盤ぐらいまでは特にその副作用もなかったんですが。
唯一強く出ていたのは味覚障害でした。
何を食べても苦みを感じるというもの。
唯一問題ないのが甘み。
甘いものを食べているとその強い苦みを感じないので美味しいと。
ただ甘みばかり取ると糖尿まっしぐらやで。
ちなみに糖尿になるとがん細胞の防御力もがた落ちらしい。
なので現在も副作用の苦みはまだ残っているのですが、甘いものは食べすぎるな、と。
一応言い聞かせていますがまあもういい年なので無理したり我慢したりするより
好きに生きた方がいいのかなと思うわけです。
別に働いているわけでもないしゴロゴロ寝てますしね。
今は落ち着いてそんな生活ですが。
闘病生活の時は気が付けば甘いものを食べていた母。
そんな生活をしている母親に妹様の知り合いの抗がん剤治療体験した方が
これは気を付けるべきと念押ししてアドバイスしてくれたそうです。
そのアドバイスとは…?
「硬いものを食べる事」
病人になると柔らかい物…消化にいい物とか優先しがちですが。
それをするとあっという間に歯がガタガタになるらしくて。
あえて硬いものを食べることを地道に続けること。
これが大事なんだそうです。
ただ甘い物以外は苦みを感じて食べなかったんで。
苦みが強くてですね。
なかなか甘い物以外食べなかったんですよ。
そんな中病院の方に相談して味付けほぼなしで(うっすい出汁だけ)で栄養を取る具をちょっと。
それらをぐつぐつ柔らかく煮込んだおかゆ・・・雑炊?いやおかゆかな、あれ。
それしか食べてなかったんですよ。
苦いからね。
その調理方法だとなぜか苦みを感じないらしくて。
調理方法も大事なんで柔らかいものになっちゃう。
このままだと治療中に歯がガタガタになっちゃうんじゃない?
というわけでこれを解決するために
甘いもので硬い物を探しました
味覚障害は食生活に障害が出ますし、何より食べ物が偏ると病気にも悪影響。
地味に面倒くさい障害ですよねぇ…
でもそうなるものは仕方ないので他にフォローを考えました。
まあ唯一甘いものは美味しく食べられたので食べる楽しみが持てるのはよかったかも。
全滅だと辛すぎるし。
食べないと勝てる病気も勝てませんしね。
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