ある日のこと。
その日もサービス残業に明け暮れてすでに真っ暗。
夏なのに真っ暗。
こんちくしょうが。
という心持で家を目指して急いでいる時でありました。
奴が出たのは…
なんでそんな黄昏てんの?
ちょっと思ってもみない奴の襲撃に
蚤の心臓が狙い撃ちでドキドキの
不整脈だよ。
驚いたっていうかビビった
その日は時間も遅く家に帰る人もあまりなく。
というか私は暗いのが怖い人なので。
なるべく暗い道を通らないんです。
怖いからな。
お化け怖いじゃん。
未知の存在は怖いんだよ。
もちろん言葉の通じない頭のおかしい人間も
お化けと同じぐらい未知の存在で怖いがな!
わからないものは怖い
怖いじゃん。
言葉の通じない人種もそもそも存在がわからんお化けも。
脳みそ綿でも詰まってんのかな?
ちなみに私はお化け見えません。
見たことありません。
そのような能力は欠片もなく見た事もなくただ怖がってる。
そういう人種です(笑)
いいじゃん。
怖いからそういうヤベーとこは絶対行かない。
行きたきゃ一人で行ってこいm9っ`Д´) ビシッ!!
仲良しの友人であろうともぶった切るわ。
怖いし(笑)
まあ運のいい事に友人も一人としてそういうのに好奇心を
向けるタイプがいなかったんですけどね。
相いれない存在とは一線を引くタイプなので瓦解するわ。
よかったわ( *´艸`)うふふ
いや大人だから表向きは友好的ですよ。
目が笑ってないけどな!←ドヤ顔でいう事ではない
まあそんなわけで、怖いので自らそういうとこにはいかないし、
怖いので暗い道が嫌いなんでなるべく避けますが。
20時過ぎるとうちの前の通りはそもそも人があまりいません。
年よりも多いのでみんなおうちにいるんだな。
ちらほらと残業帰りのサラリーマンとかいますけど。
あまりいない。
うちの前の通りがそういうあまりいない通りなのがなぁ・・・
そのくせ最寄りの駅からの抜け道なので車の交通量は多くて
ぼーっと歩いていると一台が通れるぐらいの速度制限20キロぐらいの
道をその辺の道路と同様に走ってくる車は・・・
どこぞの山から転落しろ!!
( ´Α`)ウゼー
などとは思っておりませんよほほほ
まあそんな人通りのない道のその手前。
もっと細い私道かなこれ、ぐらいの細い道を通っていました。
いつもはその手前の国道沿い歩いてるんですが、国道沿いの歩道
人が何人か歩いてきてたので邪魔ですしなんとなく。
うちの町内・・・そこにお金をかけてないのであまり明かりがない。
だいぶ暗い。
そうですね、手前の道から向こうの道まで通り抜けられるんですが、
向こうから人が来てもうすぼんやりであまり気づかない。
ぐらいの。
左右はおうちが建っていて、右手は裏口側だったり、目隠しでぐるりと
壁に覆われていたりします。
反対側は比較的新しい家が立ち並んでいますが。
家と家の間には壁で仕切られていて基本的に車が停まってますね。
駐車場兼庭。
みたいな。
そんな通り。
手前側から奥側の家に向かってとことこ歩いていました。
真っ暗です。
お化け怖い私ですが、人も怖い。
触れるからこそ人も怖い。
いや触れないからお化けも怖いんですが(笑)
倒せないし(笑)
最近テレビでひったくりとか聞くよな~と思ってたら後ろから音。
この音量は車ではなく原付かな~と
そんなことを思いつつとことこ歩いておりまして。
もちろんひったくりではなく普通にその原付は私の左隣を通り過ぎて
再び真っ暗な中私一人がその道を歩くことに…
と、バイクが通り過ぎようとした瞬間のこと。
左手は家と家の境のカベがあり、壁に寄せた車があります。
その壁と車のすき間から。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?
えっと思った瞬間。
通り過ぎたバイクをぼんやり後ろ姿を追おうとして左前に視線を
ずらしていた瞬間・・・
左手真横からザザザザザザザっと何かが
何かが飛び出してきた。
シギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
ふぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
格闘するにゃんこ
ええ。
格闘っつーか。
バイオレンス的な?
取っ組み合いする猫が飛び出してきたんですよ。
今!?
推測するに猫と猫がタイマンを張り張り詰めた状態で向かい合い、
緊張感が膨らみいつとびかかってもおかしくない・・・
そんな状況が続いていたそこに
バイクが通ったから緊張感切れた?
うわ迷惑(笑)
私の小心者の蚤のハートがマジでビビり上げたよ?
寿命縮むわこの野郎(;゚Д゚)
なんのいじめだこんちくしょう。
半泣きだぞこの野郎(笑)
尻尾があったらぶわっと膨らんでいる感じですね。
マジでビビるんじゃああぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!
と、怒り心頭のわたくし。
しかし。
ふにゃーーーーーーーーーーーー!!
しぎゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!
うにゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
まだ続く(笑)
ちょ、おい。
ガチでケンカか。
怪我すんなよ?
野良なら下手な怪我が命脅かすぞ?
あまりに激しいケンカの鳴き声が響いてくるので・・・
家路を急ぎながら思わず何度も振り返る私。
たぶん一つの大きな塊が見えるので両者取っ組み合ってる。
おう・・・
一瞬だけ見えましたけど・・・とびかかったねこの腹が(笑)
結構でかかった気がする…
マジで怪我すんなよ?(;゚Д゚)
いつのまに・・・!!