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ライトノベルの転生もの「死にかけて全部思い出しました!!」1巻を読んだ感想

ライトノベル死にかけて全部思い出しました!!」を読んだ感想です。
ネタばれを含みますので読んでない人嫌な人は回れ右推奨ですヨ

本のタイトル 「死にかけて全部思い出しました!!」
作者 家具付さん
イラストレーション gamuさん
関連キーワード
 転生 乙女ゲーム 主人公:悪役王女(二女) ヒロイン:まとも?(長女)

今回読んだライトノベルの「死にかけて全部思い出しました!!」は、
よくある乙女ゲームの世界の登場人物に転生しちゃいました設定です。

しかもタイトル通り思い出したタイミングが非常に最悪(;’∀’)
なんせ死にかけ…目の前には巨大な豚の化け物オークが自分に向って
武器を振り上げているんですからね…

最悪です。

主人公は王女バーティミウスさん。
二女で長女がゲームのヒロインという…まあつまりは立場的には

悪役です(;’∀’)

ですよねー_| ̄|○みたいな。
主人公の前世は日本人でどこにでもいそうな女の子。

まあ転生したって事は前世で死んだわけですが…どうも通り魔に襲われたとかで
それもそれでめっちゃヘビーです。

それなのにだ。
オークに襲われて死にかけて前世を思い出すという始末。

この乙女ゲーム…名前をスティルの花冠という作品は、ヒロインがありえないほどの
出来すぎた人間でそれに嫉妬した悪役のバーティミウスさんが裏側で暗躍し

ありとあらゆる嫌がらせを姉にした挙句それがばれて断罪されるというストーリー。

うん、お約束か!
こういう展開ってこの手の乙女ゲームではよくある流れなんですがね。

実際にその「悪役」の立場に自分がなってしまって、しかもそれが
リセットできるゲームではなく

現実の人生として生きる

という話なら・・・何の嫌がらせかと_| ̄|○
しかもこの手の転生ものって時と場合によっては後戻りができなくなる前、

例えばもっと幼い子供のころに記憶が戻って、悪役として断罪されないように
破滅エンドを回避するべく人生の修正に終始するという流れが多いけど。

このバーティミウスに関してはすでに遅かった…

なぜならこの豚さんの化け物に襲われた彼女はたった一人。
一緒にいたはずの近衛兵は彼女を捨てて逃げてしまった。

そんな状況を彼女は冷静に分析する。
それだけのことをすでに彼女は記憶がないままにしてきたからである。

嫌われているのがわかっているから。
しかし、ここで死ぬわけにはいかない。

生きることを切望した彼女は命をもてあそぶかのような豚さんにあらがうわけですが。

決定的にその力が違うのでだんだんと追い詰められていく…その時に。

謎の人物が現れ彼女を助けてしまったのです。
しまったというのは、乙女ゲームの流れではここで妹姫のバーティミウスが
ここで魔物に殺されてしまう事でトゥルーエンドになるはず。

つまり王道展開に進む為の重要なイベントなんですが。
なんとまあ見知らぬクマのようなごっつい兄さんに助けられた主人公。

展開は大丈夫なの?とか心配してる場合ではない(笑)
命からがらなんとか城に戻ったものの…なんていうかね。

周りの人間の主人公に対する扱いがひどい。
姉姫があまりに出来過ぎた為に、劣等感に苛まれて…っていうのもある。

あるけど、それ以上に環境がひどい。
人を腐らせるのは本人の性根ももちろんあるけど、周りの環境も多大だよ!!

はっきり言って妹姫を病ませたのはお前らだよ!!

と、ハリセンで高速チョップを全員にしてやりたいと思いましたが。
出来ないので舌打ちだけしておくか。

そしてこのゲームで主人公に続いて重要なのが姫を助けたクマな男(笑)
クマの名前はイリアスさん。

このイリアスさんは甘いものが大好きな気のいい男の人なんですが。
なぜか主人公を気に入り絶対の味方になっています。

ただ正体は底知れない?
物語の途中でも謎な描写がありましたし。

彼の正体がこの物語に何かかかわっているのでしょうか…(;゚д゚)ゴクリ…
あと気になるのは主人公の左足。

彼女は足が不自由で自力ですたすたと歩くことができません。
まあそんな彼女をほっぽって逃げた衛兵が人でなしですが。

いくら元の彼女が人でなしでも、同じことを返した時点でその衛兵も人でなし。
人のこと言えませんからね…まあオークが襲ってきたら怖いか

襲われた人はもっと怖いけどな!!
イリアスさんいなかったら確実にストーリー通り彼女は助かってなかったはず。

しかし、トゥルーエンドの大事なイベントを彼女が生き残っていったことで
前世の乙女ゲームとは違う展開が次々と主人公を襲います。

その一つは隣の国の王子です。
物語で隣の国の王子に攫われてしまう主人公。

もしかしたら表向きは娘を可愛がっているという態度の王様が
主人公を厄介払いしたかもしれない疑惑が生まれたイベント?

その王子の名前はエンデールさん。
隣の国の皇太子ということですが、ゲームの中で出てくるのは別の人。

ソヘイルという名前でエンデールさんとは双子らしいんですが、
女好きが祟り皇帝のお気に入りの女に手を出して処刑された・・・って、あんた。

ゲームの攻略対象はソヘイルさんの方だよ!!みたいな。
真の愛を知らず女の人を手玉に取って楽しんでいた彼がヒロインに出会い
真実の愛を得るという…ベタな展開・・・を繰り広げる人が

皇帝の怒りを買って処刑されるとか何その罠!!
確かに主人公の中の元日本人が知る乙女ゲームの展開とは全く違う方向に…

この手の作品では主人公があらがってもゲーム補正で強制的に正規の展開になるパターンと
気が付いたらゲームとは全く違う展開になっていて先が読めないパターン。

これは後者側なのね。

国中がヒロインの味方をするこの世界で記憶を取り戻した主人公は
破滅エンドを回避するため…というよりは自分の中の正義のために

自分にできることを自分の手が届く以上にやろうとし、
その姿に惹かれて彼女のそばにいて彼女を守ろうとする存在がちらりほらりと。

ヒロインは確かに完ぺきなのかもしれない。
でも足は動かず杖がないと歩けない。

それでも自分が持ちうる知識でその手を必要としている人たちのために
どうにかしたいと奔走する彼女を彼らが守ろうとするのは当たり前かも。

つーか何もしてないヒロインどうでもいい(笑)
というのが私の正直なところなんだけどね~ww

ヒロインはヒロインらしくにこにこ笑っとけばそれでいいんでしょ。
でも・・・ヒロイン様…最後にどう見ても主人公を気に入っているだろう

隣国の王子に何やら気がありそうだよなぁ…という展開がちらほらと。

そういえば、隣国には手の器用なドワーフとみられる種族がいまして。
その種族がある鉱山で働いているのですが今回ヒロインがさらわれた理由が

そこに関係していたため問題を解決した彼女にいたく感謝した彼らが
そのお礼として様々な宝石の細工を贈ったんですよね。

しかもたくさんいるドワーフの技術自慢の彼らが我も我もと作って贈ったものだから
それはもう大量に(笑)

限度あるぜww

ただ。
それを使者が代表で持ち込んできたときに。
主人公すら含めすべての人がその贈り物は国で一番美しいヒロイン姉姫に
贈るものだと思っていた。

おい、主人公ww
帰る前にドワーフの子が君に作って送るよって言ったじゃない(笑)

まあ使者が王様とヒロインの姉姫、そして当事者の妹姫を前に

実に美しい。(作った)彼らも腕の振るい甲斐があった

と、言い切ったので常にその称賛を一人で受け取っていた姉姫も
それを見守ってきた父親も

まさかそれが眼中にない妹姫への言葉とは

全く思ってなかったらしくてねぇ…失礼な話。
そりゃ彼女は足に大きなあざがあって不自由ですし、

今回隣の国を守るために大きな魔法の負荷がかかりやけどの跡が腕にある。
それでもまっすぐに人を見て何ができるかと奔走した彼女はきれいだと思うよ。

まあ彼女を都合で放逐したかもしれない王様や心配はしてるけど
だからって何もしてない姉姫にわかるはずもないか。

という感じでわたくし、姉姫にはものっすごい悪意があります(笑)
なにせヒロインには善人と悪人のパターンがありますからね。

読んでる感じでは悪人ではなさそうなんですけど。
でもこういうさりげなく自分じゃなかったの!?みたいな感じで目が点になる

そんな姉姫・・・お前どっかいけ?と思わずにはいられない私なのでした。
いい子だけってだから何って感じよね?

この子本当に中身いい子でもそれだけで好きじゃないわ(笑)

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