ライトノベル
キスはワルツを弾いてから
を読んだ感想です。
ネタバレありますので注意してくださいね。

の作品情報


キスはワルツを弾いてから
作者 寒竹泉美さん 絵 逆月酒乱さん
作品形態 ライトノベル
作品属性タグ ラブコメ・恋愛 オフィスラブ 社長×部下

キスはワルツを弾いてからの感想

人には大きく分けて二種類いると思う。

恋に寄り添い生きる人。
恋と無縁で生きる人。

あくまでも大きくであって細かく分ければ人の数だけ
恋の扱いは変わってくる。

で、この主人公は初めは後者だった。
後者だと思っていた本人が。

彼女がそんな風になったのは母親のせいだと思ってた。
母親は主人公と真逆の恋多き人だった。

恋をして破れまた恋をする。
それをずっと繰り返す。

そのたびに小さな子供でしかなかった主人公は
自分では何も決める事が出来ずただ親の決定に従う。

それだけだった。
小さな頃は仲良しの友達が出来ても気になる誰かが出来ても
母親が引っ越しを決めればそれに従うしかない。

彼女はそれを繰り返し抗う事なくただ流される。
そんな自分の意志とは関係ない人生に流された。

そのはずだった。

自分には恋は無縁で、一生するつもりはない。
それを真顔で発言し、恋を謡った化粧品を作っている
会社の面接で口にするという大失敗をしでかした。

うん、それはダメだ_| ̄|○
だめすぎる(笑)

その会社の根底を全否定である。
そういう人もいるのは間違いないけど、でも彼女はまさに
その恋を謡った会社に勤めようとしているのだから。

そこは口にしてはならん一言である。
それを言っちゃうんだけどな(笑)

そういう意味では社会を生きにくい人だと思う。
だけどそういう人だったから…あの日偶然出会った彼と
繋がったんだと思う。

よもやそれが社会人になって再会するとか思わないけど(笑)

話の始まりは大学院に進んだ主人公は事情により
学校に通い続ける事が出来なくなり就職することになった。

しかし、研究畑だった彼女は…社会性は乏しかろうなぁ
案の定問題発言までしてしまい全部落っこちてしまう。

お金がないと生きていけない。
そんな状況にとある会社の子会社に当たる会社から
社長秘書にとお誘いがあった。

その誘いこそが運命の始まりだったのだが。
ここで一つ気を付けたいのがあくまでも
仕事上では彼女は必要な人材だったという事。

仕事には関係ない大学で培った様々な知識は
先輩の助言通り社会に出ても役に立った。

彼女の知識は秘書をしていくうえでとても役に立ったのだ。
研究者だったという知識が。

自分を卑下している彼女にはその実感もとっても大事。
そしてそのうえで自分を社長秘書にした彼との繋がり。

それは最初は彼しか知らなかったから。
彼女はそうとは知らなかったから、とってもとっても
苦しい時間を作った。

恋をしないと断言した彼女はその社長に恋をした。
恋をしてはいけない相手にしてしまった。

だから苦しい。
でもなぁ…はっきり言う。

あれは男が仕掛けていたからであって、それがなかったら
そこまで彼女は変化しなかったかもしれない。

そう。
彼女を知っていた彼が彼女の心を手に入れる為に
仕掛けていた罠だったのだから。

まあ罠って言ったら言い過ぎかww
初恋をこじらせた男がその相手を前にジレジレしただけ(笑)

その一言で説明が終わってしまうww
小学生か・・・( ゚д゚)

彼と彼女は彼女が落とされた会社の面接の場で
初めて会ったはずだった。

でもそうではなくて。
もっと前に会っていた。

そして彼にとって彼女にとって忘れられない相手だった。
少なくとも彼は忘れていなかったから。

でも彼女は故意に忘れたのではなくて、とあるカス野郎のせいで
トラウマを植え付けられてしまい防衛本能で忘れた。

大事な大事な彼との思いで。
母親の都合で天候を余儀なくされたけれど、彼と彼女との
大事な秘密の時間を忘れた。

でも思い出した。
よかった。

まあそもそもはぁ母親の恋人が娘にいらんちょっかいを
出してきた事が問題であり…マジ潰す

まあそれがないと物語ならんのだが。
でも実際に・・・現実に弱い女を力でどーにかしようとする
輩はいるわけで・・・そんな傷を持っている人は

たぶんいるんだろうな・・・物語でなく。
未熟な心を育てる大事な期間なんだから、汚れて堕ちたカスは
近づいてるんじゃねーよ!( ゚皿゚)キーッ!!と思います。

別にそういう人が身近にいるわけじゃないんですけど。
たぶんいるんだろうと思うので。

社会に出たらうまくいかない事ばっかりなんで、
守られていていい時期には守られてほしいものだ。

話がズレましたが・・・

彼女を包んだ彼もまた傷を持っていて。
それを彼女が包み込んだ。

うん、よかった。
片方に寄り掛かるんじゃなくて、二人は二人とも必要な
存在なんだって思うので。

翻弄したり翻弄されたり頼ったり頼られたり。
ぜひ奥さんをなくして弱ってる彼の父親と。

母親を亡くしてずっと辛かった彼を、
母親がいなくて橋渡しが存在しないでそのままつながらず
来てしまった不器用な父と息子を

きっと主人公がつないでくれる。
これは何も苦労してない子じゃ無理だろう。

主人公だからこそできる事だと思う。
ずっと恨んでいた母親が実は自分をずっと守ってくれた。

それに気づいた彼女だからできると思う。
彼のお父さんの奥さんは主人公そっくりの境遇なので(笑)

好きすぎて嫌いなんだと思うという身近な人の
セリフがなるほど納得。

その辺もどうにかしてもらいたいものです。
そういう彼と彼女のその先をいろいろとわだかまった
彼女の母親とか彼の父親の目線から描いてくれても
面白そうだなと思いました。

(・∀・)ニヤニヤする方向でなっ!(笑)

あ、タイトルに触れなかったけどワルツっていうのは
彼がピアノを弾く人だからです。

というか、彼女が彼と知り合うきっかけが彼のピアノ。
二人に(;゚∀゚)=3ハァハァしてたらそこに触れずに感想が終わった(笑)